†風の行方†

現実の日々の中で感じた事、考えた事を、本音で綴って行きます…。

気が向いたら、いつでもご意見、ご感想、お怒り? 何でもWelcomeです♪

†おやすみ…。ちー…。†

風が吹く…。

君が笑う…。

小さな事で…

いっぱい笑う…。


見習う事ばかりだったよ…。

感心する事だらけで…

俺はただ

笑って聞いていたよ…。


嬉しくて…

自分の事はどうでもよくて…

伝える時間すら勿体無くて…

どんな些細な事でも

もしかしたら

君にはとても大切かもしれないし…

俺よりずっと時間が無いのだから…

たぶん

いっぱい話したい…伝えたいのは…

君のほうだから…。



でも…

一通り機関銃のように話したら…

変なタイミングでもお構い無しで…

いきなり俺に無茶ぶり…。



「ねぇ…。何か話してよ」…。



そりゃ不意討ちくらっても…

幾らでも話せる…。

たぶん伝えたい事は…

何年分もあるけれど…



何年分もあるのに…

でも…

君には時間が無いから…

一番伝えたい事から話したいのに…

言葉は直ぐ出て来ない…。



だって…

君の言葉全て拾い切るために…

そちらに凄く集中していたから…

言葉が出て来ない…。




「何黙ってんの?」…。


「時間…無いんだから」…。



明るい声で言うなよ…。

余計に話せないし…

話す代わりに涙が溢れて来るから…。


沈黙が何より勿体無くて…

言葉は考えるとして…

それまでの場繋ぎに言うよ…。



「大好きだ」…。

「凄く大切だ」…。

「誰よりも愛しい」…。



「ありがとう」…。





本当は…

俺が君の限りある時間を…

秒読みが始まった最期までの時を…

誰より大切にしなきゃいけないのに…

言葉が出て来ないんだよ…。

代わりに涙が止まらないんだよ…。




嗚咽がバレたかな?

直ぐに君は切り返した…。

短い沈黙すら瞬く間に遮断し…

まだ俺は何も話してないのに…


君が先に言った…。




「焦らなくていいよ」…。



「まだ時間はあるから」…。





察しが良過ぎだ…。

今「時間が無い」って言ったのに…

直ぐに「時間はあるから」って…

俺はもう一言も話せなくなったよ…。


代わりに…

涙が止まらない…。





「窓を開けたら?」…。


「風が気持ちいいよ」…。






些細な事でも…

君は笑う…。

風を受けて…

たぶん君は…

気持ち良さそうに笑ってるんだろうね…。





真冬だよ…。

窓を開けたら…

寒いだけなんだよ…俺は…。


俺は笑えないんだよ…。

分からないから…

寒いだけなんだよ…。




涙が止まらない俺の方が…

電話の向こうで笑う君に慰められてる…。


「しっかりしな!」とよく叱られるけれど…

その方がまだマシだ…。




たぶん…笑顔の君に…

こんなふうに優しく…

無言で「しっかりしてね」と言われたら…

俺は更に壊れてしまう…。



大切な時間なのに…

嗚咽でしか伝えられない…。







「おやすみ」…。



察しが良過ぎる君が…

また先に言った…。




俺は必死で一言絞り出した…。



「おやすみ」…。









今なら…

もう少し長い言葉を返せるよ…。




「おやすみ」…。


「いつまでも忘れないから…

安らかに…


おやすみ」…。

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